セキュリティを強化するために、スペースへのアクセスを、特定のIPアドレスからのみ許可することができます(追加機能オプション)。また、アカウントセキュリティを強化するために、利用する各ユーザーに二要素認証(全スペースで利用できます)を必須とするように設定できます。

メニューのアクセス制限から設定を行います。

IPアドレス制限

会社からのアクセスに制限したいなど、任意の場所からのアクセスのみ許可するようにしたいときに、特定IPアドレスからのアクセスのみを許可するように設定することができます。

許可するIPアドレスの設定

“アクセスを許可するIPアドレス”に、許可するIPアドレスを入力します。複数指定するときは改行して指定してください。

入力可能なIPアドレスの形式

IPアドレスをそのまま指定する他に、CIDR形式での指定もできます。IPアドレスを範囲指定したいときにご利用ください。両方の形式が混在していても構いません。

自動的に追加されるIPアドレス

保存時に利用しているコンピューターのIPアドレスが含まれていないと、その後アクセスができなくなるため、ご利用されているIPアドレスが含まれていなければ自動的に追加します。

二要素認証の強制

二要素認証は、メールアドレスとパスワードによる認証に加えて、ワンタイムパスワードによる追加の認証を行うことでアカウントセキュリティを強化する認証方式です。ここではスペースに登録されているユーザーに二要素認証を強制するかどうかを設定することができます。

強制する範囲の設定

ユーザー認証の、“二要素認証設定済みのユーザーのみアクセスを許可する” から、次の3段階のいずれかの設定が可能です。

  • 未設定(デフォルト)- 二要素認証を強制しません
  • 制作会社のみ – 制作チームのユーザーにのみ二要素認証を強制します
  • スペース全体 – 発注元チームのユーザーも含めて二要素認証を強制します

未設定の状態から二要素認証を強制すると、そのときログインしているユーザーのうち、二要素認証の設定をしていないユーザーは、設定するまでスペースにアクセスできなくなります。そのため発注元管理者は、スペース全体として設定されていたとしても二要素認証は強制されません。

二要素認証未設定のユーザーの扱い

二要素認証を強制しているスペースで、二要素認証を設定していないユーザーは、ログインしてもアカウント設定のページ以外にはアクセスできません。二要素認証を有効にするとアクセスできるようになります。

制作チームによっては複数のスペースで作業していることがあります。このとき二要素認証を強制していないスペースでは、二要素認証を設定していなくてもアクセスすることができます。しかし、そのまま強制しているスペースにアクセスしようとすると、設定するまでアクセスすることはできません。